だーいぶ前に、公式ボルテコンのボタン嵌りを修理するという記事を書きましたが、
その最後に、今度はボタンの打鍵音の静音化に挑戦してみよう!
というようなことを書いたきり、仕事の忙しさもあってか全く着手できていませんでした。
が、
会社を辞めた私に怖いものなどない!
ということで、この前静音化の手術を施しました。
結果、いくらかマシになったので、今回はその過程をご紹介します!
同じく「打鍵音うるせえよ!」と思っている方の参考になれば幸いです。
※今回も今回とて、修理したのは「Ultimate Model」の方です。(値段が高い方)
下の「Entry Model」(安い方)もこの修理方法が通用するかはわかりません。
(でも「Entry Model」はもう少し打鍵音がマシになっている気がする)
↑の「Entry Model」を購入した方はご注意を。
それから今回の修理方法は、あくまで私が「これでいいんじゃね?」と思った方法です。もしかしたら使い続けていると何か不具合が起きるかもしれないので、そこはご了承ください。(今のところ何も起きてませんが)
用意したもの
「ニードルってなに? そんなの持ってねーよ」
なんて方も、このまま読み進めてもらえたらと思います。
もしかしたら何かで代用がきくかもしれないので。
まずは分解する
前回と一緒で、まずは表面のネジを外さないとどうしようもないので、今回もこの
六角レンチを使って外していきますよ!
INFINITASコンに付属していた六角レンチなのですが、持っていない人は2.5mmの六角レンチで代用できます。
それも持っていないという人は、申し訳ありませんがホームセンターなどで買う必要がありますm(__)m
あとネジを外すときに、ツマミに近いところだとうまく回らないんですよね。
こんな風にツマミに引っかかっちゃうんですよね。
こんなときは、
こんな感じに縦にして使うと良いですよ!生活の知恵だね!
ネジは全部で7個もあるのでちょっとメンドイですけど、キレずに落ち着いてやりましょう。
で、全部外したらひっくり返します。
このとき、下にタオルとかを敷くと本体を傷つけずに済みますよ。
その後、画像はないんですけどUSBのケーブルを引っこ抜きます。うりゃっと。
その後ボタンを取り外すために導線を引っこ抜くのですが、ここら辺が一番難しく、神経を使います。
なんせ導線切っちゃったら即アウトですからね。
くれぐれもご注意を。
まずはビニールを剥いでいきます。
そしてペンチを使って、導線を引っこ抜いていきます。こんな風に。
ここは何回やっても怖いです。
導線をペンチで挟むのではなく、金属部分をペンチで挟んで引っこ抜きましょう。
ちなみにニードルは、ペンチでは導線が引っこ抜けない使うのですが、前回記事の動画ではニードルなしでやっていますし、良い感じのペンチ使えばたぶん大丈夫です!(いい加減)
全部外すとこんな感じになります。
右がビフォー。左がアフター。
この辺のやり方は、前回の記事内にある動画や画像が参考になると思います。
申し訳ないですけど、今回はだいぶ端折っちゃってるんで、心配な方はそちらも見てみてくださいm(__)m
ここまでくれば一安心です。
あとはマイクロスイッチをひねって抜いて、ボタンの部品をバラバラにしていきます。
静音化を施す
さあ、いよいよメインの工程、静音化をしていきますよ!
使うのはコイツ
ダ〇ソーで100円で買ったゴム手袋!
音ゲーのコントローラーとゴム手袋は、切っても切れない関係にあります。
古くはPS2用弐寺コンの改造に・・・という歴史は置いておいて、まあ今回もコレが使えるやろ! という軽い気持ちで決めました。
で、このゴム手袋の
おそらく一番薄いであろう部分をハサミで切ります。大きさは適当で。
こんな風にペラペラの状態になるまで切っていきます。
それでですね、ここから更に適当な大きさに切って、
ソケット裏側の凸の部分を覆うように、切ったゴム手袋をのせていきます。
あまり大きすぎても小さすぎてもいけないのですが、まあここは目分量で。
どうせゴム手袋も余りますし、あまり神経質にならずにどんどん切っていきましょう!
ソケットの凸部分は全部で4つあるので、同じような大きさのゴム手袋も4つのせていきますよ。
この状態になればあと少し!
でもこのままボタンをかぶせちゃうと、たぶんゴム手袋もズレちゃってうまくいかないので、何かで固定させる必要があります。
考えた末、私が用意したのは
紙テープ。
これなら時間がたってもあまりベトベトにならなさそうだし(知らんけど)、ちょうど家にあったのでこれに決めました。
でですね、この紙テープを使って
こんな感じに貼って固定させました。
この時、紙テープがソケットの凸部分を覆ってしまうとその分厚みが増してしまうので気を付けましょう。
ちなみに紙テープは縦に2等分しています。
これで静音化の施術は終わりなのですが、私はついでに
このシリコンスプレーを使ってボタンの滑りをよくしておきました。
つまり前回やったボタン嵌り解消の修理と同じことをやったということです。
ボタン嵌りが気にならないという人はここは飛ばしちゃってもいいですよ。
あとは、分解したときと逆の手順を踏んで元に戻して終わりです。
最後まで気を抜かずにやりましょう。
元に戻すまでがアレですよ。アレ。
あ、もちろんボタンの数ぶん上記の手順を繰り返しますよ。
私は今回、BTボタンだけやったので全部で4つですね。
FXボタンの方は・・・そんなに打鍵音は気にならないですよね。ね。
というわけで、完成!
結果、打鍵音が静かに!
その後すぐに試したところ、施術前よりだいぶ静かになりました。
「ガコンガコン」という攻撃的な音から、「ポコポコ」という、ソフトな音になりましたよ。
Youtubeで音だけでも上げようかと思ったんですけど、たぶんそれだと伝わらないし、そういや修理前の音を録るの忘れたなーということに気づいたんで、辞めました。すいませんアホでm(__)m
ただ、ボタンのストロークっていうんですか?
押したときの感触はだいぶ変わってしまいますね。何というんでしょう。押した感触が浅い・・・というか。
まあそれでも普通にできますし、満足してますけどね。
なんかスコアもけっこう上がったし。
調べてみると、ツマミを改造している猛者もいるようですが、私はビビリなのでツマミはノータッチでいこうと思います。
→その後、ついにつまみを修理しました。
つまみ修理はボタンよりもメンドイですが、上の記事通りにやれば直ると思います。
つまみの調子が悪いという人はぜひご参考に。