以前の記事で、PC版ボルテの専コンがボタン嵌りを起こしたので、もう自分で直しちゃえ!
というようなことを書きましたが、この前それを決行しましたので、説明がてら書いていきます。
修理方法をネットで調べていたら、ご親切にも動画を上げてくださっていた方がいらしたので、そちらを参考にさせていただきました。
こちらの動画、60fpsでヌルヌル動いてすごくわかりやすかったです。
流星むれたか様 ありがとうございました。
それから、中の構造はほとんどINFINITASコンと同じなので、こちらも参考になるかと思います。
これらの動画を見て、「あー、オッケオッケわかった。もういいや」という方はここから先を読まなくても大丈夫です(笑
同じ手順を写真で説明するだけなので。
ただ、私なりのやり方で分解・修理をした部分もあるので、この先も読んでくださったらちょっとだけ得するかもしれません。しないかもしれないけど。
あと動画にもありますが、分解は全て自己責任でお願いします。まあ、不器用な自分も無事にできたから、よっぽど変なことしなきゃ大丈夫だと思いますが。
必要な道具
ネジを外す
まずは表面のネジを外さないとね、ということで、
このレンチ(?)を使って外していきます。こちら、INFINITASコンに付属しているものが使えます。
INFINITASコン持ってねーよ! という方は、2.5mmの六角レンチが家にあればそれを使って外せますよ。
それも無いという人は、申し訳ないですがホームセンター等で買ってください。
Amazonにも腐るほど売ってますよ↓
てか、何でボルテコンには付属してないんでしょうねコレ。そういえばINFINITASのときみたいに解説動画もないし。 ほんとにもうコンマ・・・すみません話が逸れました。
まあ、とりあえず外していきます。
全部で7つあるので少々面倒ですが、焦らず、丁寧に、1コずつ、反時計回りにはずしてってください~。
USB部分の端子を外す
ネジを全部外したら、表裏をひっくり返して、裏側を上にして置きましょう。こんな風に↓
間にタオルとかを挟むと、基盤を傷つける心配がありません。
そして、緑色の基盤に差さっている一番左の端子(上画像の囲った部分)を素手で抜きます。この時ちょっと怖いですが、大丈夫です。問題ないです。
思い切ってうりゃ! と抜いてしまいましょう。
ボタン部分に付いている端子を外す
この作業が一番難しく、面倒です。そして一番ビビりました。
一つのボタンに対して4つの端子が接続されているので、それらを全て外していきます。
まずはかぶさっているビニールを外していきます。
このように↓
そしたら、動画で解説されているように、ペンチを使って横についている2つ(赤と灰)の端子を外します。
このとき、本当に壊しちまうんじゃないかと心配になりますが、とりあえず動画の通りにやれば大丈夫です。怖いのはみんな一緒です。
ただ、導線の部分はペンチで挟まないように注意してくださいね。
続いて、残った小さな2つの端子を外していきます。↓
が、ここで問題が。
私の使っているペンチが大きすぎて、動画のようにうまく挟み込めませんでした!
なので、ここは公式動画のように、ニードルを使って外していきました。
こうです↓
これけっこう難しいんですよね。手も痛くなるし。軍手があればいいかも?
ボタンを取り外す
4つの端子を外したら、あとはそんなに難しい作業はありません。
動画の通りに、丸い物体を外し、アレをくるくる回して外すと、ボタンが取れると思います。(この辺ちょっといい加減に解説します。すいません。)
で、ソケット(?)からボタンを外す時ですけど、私は不器用なので手で外すことができなかったので、工具を使ってこのように挟んで外しました。
もしうまくできないという人がいたら真似してみてくれよな!
そうすると、もう完全にボタンだけが独立して取れると思います。
シリコンスプレーを塗る
で、ようやくメインの工程です。動画で解説されている通りにシリコンスプレーをティッシュに染み込ませ、指定の部分に塗っていきましょう。
私は一応、動画のと同じものを購入しました。
特にシリコンスプレーに強い思い入れがないのなら、皆さんもコレを使ったほうが無難ですよ。350円くらいで買えるし。
↓探したらありましたw これです。
元に戻す
あとは今までやってきた逆の手順を踏んで元に戻せば良いのですが、一応ここも写真付きで解説していきますね。
まずはボタンにバネを入れます。こうだ↓
なにも考えず、ポンと置くだけ。
次にソケット(?)をかぶせます。
これ実は向きが決まっているので注意。溝とボタンのあそこがうまくはまるように入れてね。
そしたらコレを専コンの下からはめます。こうです↓
そしてアレをクルクル回してはめて、謎の丸い物体をはめてこうします↓
そしてそして、マイクロスイッチをはめますよ
マイクロスイッチを時計回りに回してカチッと音がするのを確認します。
でもって、あのシチ面倒臭い4つの端子を接続していきます。
しかし、外す時とは違って、はめるときはすごく簡単です。素手でできます。他のボタンを見ながら、間違えずにはめていきましょう。
ここが心配な方は、先にこの先の動作確認を御覧ください。自分は間違えました。
それが終われば、あと少し!
USB端子のケーブルを接続します。
端子の向きに戸惑う人もいるかと思いますが、まあそれは私なのですが、謎の数字が書いてある方を上とすると、赤い線が上に来るように接続します。
こんな具合に↓
あとは、ひっくり返して7つのネジを締めるだけ!
長かった。お疲れさまでした。
動作確認
さーて動作確認、と。
・・・あれ? 直したはずのBT-Dボタンが反応しない。ん?何故?
まさか壊してしまったか…と思い、一瞬気が遠くなりましたが、とりあえず再度分解してみることに。
すると幸い、原因はすぐにわかりました。
あのシチ面倒臭い4つの端子を接続する場所が間違っていたんですねー。
わかりますかね。隣のボタンと比べてもらうとハッキリ違いますよね。
4つのうち、小さい2つの端子を接続する場所が、下にズレていました。
小さい灰色の端子は、マイクロスイッチの一番上の端子に接続しなければならなかったんですね。
実は、INFINITASコン改造のときも同じ間違いをしました。すいませんアホで。
で、この後は無事に反応して、ボタン嵌りも解消されました。
本当に嘘みたいに直っちゃいました。
以上、長々と解説してきましたが、皆様の助けになれれば幸いです。
それと、今回はBT-Dボタンのみ修理していますが、ボタン全部修理したいという方は、同じ作業を繰り返せば良いだけです。
あとはあのうるさいボタン音が解消されればいいんですけどねぇ。
なにか方法があるのかなぁ。
→この記事を書いたちょうど1年後(!)、ついに静音化の修理を施しました!