先日PS Storeにて、『DJMAX RESPECT』がセール価格だったので買ってみました!
何を隠そう私は音ゲーが大好き。
しかもDJMAXシリーズは過去にもPSPやVITAでプレイ済みなので、「こりゃ見逃せない!」とポチったわけですよ。
で、約30時間やってみて思ったのは
「音ゲー好きなら絶対買って損はしない。音ゲー初心者でも全然楽しめる」
です。
そんな面白いの?
でもやっぱり初心者には厳しいんじゃ?
収録曲がどんな感じか気になる
という声が聞こえてきそうなので、今回は音ゲー好き筆者によるレビュー記事にしてみましたよ。
でも私のブログを読むくらいだったら、さっさと買ってやり込んだ方が良いです(笑)
本当にそれくらいオススメできます。
ちなみに私のプレイ履歴は以下の通り。
- レベルは172
- 初期収録曲は全曲クリア済み
- DLCを除く隠し曲は全て解禁済み
- プレイ時間38時間
- トロフィー取得率78%
本当はトロコンしてから書こうと思ったのですが、ゲームのボリュームが多すぎていつになるか分からなかったので、とりあえず現段階でのレビューですm(__)m
【良い点】膨大な曲数・難易度で全てのプレイヤーを満足させる作り
まずは本作の良い点からご紹介。
〇幅広い難易度
DJMAXシリーズの特徴として、プレイ中に使うボタンの数を選択できます。
どういう事かというと、プレイするモードや曲を決める前に、
- 4ボタン
- 5ボタン
- 6ボタン
- 8ボタン
の4つから好きなスタイルを選べるんです。
当然、使うボタンが少ないほど簡単で、多いほど難しくなります。
なので、初心者はまず4ボタンから始めたり、音ゲー大好きっ子はいきなり8ボタンに挑戦したりと自由自在。
音ゲーにありがちな、
- 初心者が難しく感じてしまって離脱してしまう
- 上級者なのに、序盤は強制的に簡単な曲をプレイさせられてダルい
といったことが本作には皆無です。
ちなみに、それぞれのスタイルで使うボタンについては下をご覧ください。(各ボックスをクリック・タップすると開閉します)
- 十字キー左
- 十字キー上
- 十字キー右、□ボタン(どちらかを押せばOK)
- △ボタン
- 〇ボタン
5ボタンを使う、ちょっと中途半端なスタイル(笑)
私自身、1番プレイしていないのが5ボタンです。
というのも、真ん中の白ノーツは「十字キー右」か「□ボタン」を押せば良いのですが、この際に
「どちらで押したら次のノーツを楽に取れるか」
という事を瞬時に判断しなければいけないため、実は下手な6ボタン曲より難しいんです。
そのため、5ボタンをやるくらいなら6ボタンを練習した方が良いですよ。
- 十字キー左
- 十字キー上
- 十字キー右
- □ボタン
- △ボタン
- 〇ボタン
6つのボタンを使う、「DJMAXといったらコレ!」なスタイル。
個人的に、6ボタンがプレイしていて1番面白いです。
各ノーツに対応しているボタンも何となく感覚で分かるので、練習するには最適なスタイルだと思います。
- 十字キー左
- 十字キー上
- 十字キー右
- □ボタン
- △ボタン
- 〇ボタン
- L1ボタン
- R1ボタン
上の6ボタンに加えて「L1ボタン」と「R1ボタン」も使う、完全に初心者お断りなスタイル。
私も絶賛練習中なのですが、ムズいムズいw
6ボタンにL1とR1が追加されただけ、と言えばそうですが、ノーツがたくさん降ってくると混乱します。
譜面認識も含めて、今まで培ってきた音ゲーのテクニックとはまた別の技術が必要、という感じです。
でも極めれば面白いんだろうなぁ~。
また、各曲には
- NORMAL
- HARD
- MAXIMUM
という最大3つの難易度が設定されています。
もちろん各スタイル毎にです。
例として、DJMAXシリーズを代表する人気曲「OBLIVION」という曲を取り挙げます。
- 4ボタンモードでは
- NORMAL
- HARD
- MAXIMUM
- 5ボタンモードでは
- NORMAL
- MAXIMUM
6ボタンモードでは
- NORMAL
- HARD
- MAXIMUM
8ボタンモードでは
- NORMAL
- HARD
以上を踏まえると、「OBLIVION」という曲だけでも計10パターンもの譜面があることになります。
このおかげで、「好きな曲なのにちょうどいい難易度がない!」という悩みとは無縁です。
〇初期収録曲数は圧巻の166曲
本作の初期収録曲数はなんと166曲!
コンシューマーの音ゲーでこの曲数は、ちょっと異常です(笑)
参考までに以前レビュー記事を書いた「DEEMO-Reborn-」は66曲なので、単純に100曲追加した数が収録されていますw
その他、私が持っている他の音ゲーの収録曲数を列挙していきます。
- IA/VT -COLORFUL-(VITA):65曲
- DJMAX TECHNIKATUNE(VITA):67曲
- 太鼓の達人 Vバージョン(VITA):86曲
- beatmaniaIIDX 16 EMPRESS + PREMIUM BEST(PS2):198曲
- 初音ミク Project DIVA Future Tone(PS4):222曲
EMPRESSや初音ミクと比べると少ないですが、
- EMPRESSはディスク2枚組の合計
(「EMPRESSディスク」99曲+「PREMIUMディスク」99曲) - 初音ミクも実質2作品の合計
(「Future Sound」127曲+「Colorful Tone」95曲)
と考えると、1作品で166曲はめちゃ多いです。
曲のジャンルもJポップやKポップ、トランスやロックなど非常に幅広いので、お気に入りの曲が絶対に見つかります。
そのうえ、上でも書いたようにそれぞれの曲にスタイル別・難易度別の譜面が用意されているので、ちょっとやそっとじゃ遊びきれないボリュームです。
試しに総譜面数をザっと計算すると、
曲数(166)×スタイル(4)×難易度(最大3)
となり、少なく見積もっても1,000を超えます。
参考までに、プレイ時間13時間時点での状況をご覧ください↓
やっと半分くらいの隠し要素を解禁しましたが、まだまだ全然遊びきれていません。
ちなみに私はほぼ6ボタンモードでプレイしています。
この後8ボタンモードも練習する予定ですが、いつになることやら(^^;
DLCでさらに曲を増やせる!
初期収録曲数だけでもかなりの数なのに、DLCを買えばさらに曲を増やせるのも「DJMAX RESPECT」のスゴい点。
2021年3月現在は以下のDLCが配信中です。
DLC名 | 発売日 | 収録曲数 | 価格 |
---|---|---|---|
GUILTY GEAR コラボ曲セット | 2017/11/24 | 3曲 | 509円 |
DJMAX RESPECT』 TRILOGY DLCパック |
2017/11/24 | 21曲 | 1,507円 |
『DJMAX RESPECT』 CLAZZIQUAI EDITIONパック |
2017/12/12 | 24曲 | 2,016円 |
『DJMAX RESPECT』 TECHNIKA1パック |
2018/3/28 | 21曲 | 2,016円 |
『DJMAX RESPECT』 BLACK SQUAREパック |
2018/6/28 | 21曲 | 2,016円 |
『DJMAX RESPECT』 ドールズフロントラインパック |
2018/9/3 | 3曲 | 509円 |
『DJMAX RESPECT』 TECHNIKA2パック |
2018/10/11 | 24曲 | 2,016円 |
『DJMAX RESPECT』 TECHNIKA3パック |
2019/3/7 | 30曲 | 2,526円 |
『DJMAX RESPECT』 GROOVE COASTERパック |
2019/6/5 | 10曲 | 1,507円 |
『DJMAX RESPECT』 DEEMOパック |
2019/7/29 | 10曲 | 1,507円 |
『DJMAX RESPECT』 EMOTIONAL SENSEパック |
2020/4/16 | 8曲 | 980円 |
『DJMAX RESPECT』 V EXTENSIONパック |
2020/4/16 | 20曲 | 2,480円 |
『DJMAX RESPECT』 CYTUSパック |
2020/9/23 | 12曲 | 1,481円 |
『DJMAX RESPECT』 CHUNITHMパック |
2020/12/21 | 6曲 | 990円 |
仮に上記DLCを全て買うと、総収録曲数は350曲を超えます。
それだけでも凄いことなのですが、発売から3年近く経つのに未だにDLCを配信してくれているのも、何ともありがたい限りです。
最近だと、あの「チュウニズム」のDLCも配信されています。
ちなみに私はソフトと一緒にDLCを1つ、そして先日のセール時にDLCを4つまとめ買いしたので、現時点での収録曲数は277曲になっています。
〇余計な要素が無い
本作は、いわゆるストーリーモードのような余計な要素が無く、買ったらすぐに音ゲーを楽しめます。
100を超える収録曲の中から、好きな曲を好きな難易度で好きなだけプレイできるんです。
(ただし隠し曲は条件を満たして解禁する必要あり)
これって音ゲーなのだから当たり前のことだと思うのですが、例えば先ほどちらっと紹介した「DEEMO-Reborn-」だと、音ゲーとは無関係な謎解きをやらないと曲が増えない仕様なんですよね。
他にも、最近の(特にスマホの)音ゲーって何故か必ずストーリーモードとかあるじゃないですか。
そういうのをプレイするたびに
「いいからさっさと音ゲーやらせろやい!」
とキレそうになっていたので、本作のスタッフには拍手喝采を送りたいです^^
〇ハイスピが×5まであり、演奏途中で変更可能
音ゲーをやるうえでハイスピード設定は欠かせません。
本作ももちろん、「×0.5」~「×5」までの範囲で設定できます。
「×5」までしかないの? と思われるかもしれませんが、0.25刻みなので全部で19段階もあるんですよ。
必要充分すぎるくらいなので、どんな曲にも対応できます。
また、ハイスピ設定は演奏中にいつでも変更可能です。
やり方は簡単で、
- 遅くしたい場合は「L2ボタン」
- 速くしたい場合は「R2ボタン」
を押すだけ。
PS4コントローラーのおかげで、弐寺やボルテなどの専用コントローラーを使う音ゲーよりも遥かに簡単に変えられます。
さらにポーズ画面にしてから変更することも可能と、至れり尽くせり。
これでもうソフラン(途中で速さが変わる)曲も怖くない!
〇全曲に専用ムービーがある
収録曲数が多いことは先ほど書きましたが、なんと1曲ずつに専用ムービーが用意されています。
全曲にですよ?
弐寺プレイヤーからすると考えられないことなのですが、マジです。
汎用ムービーなんてありません。
ジャンルも幅広く、ライブ映像(たぶん)からアニメ調の映像、何かのゲーム映像などなど。
↑こんな感じで背景にムービーが流れるので、プレイしながらでも何となく見れるんです。
もちろんムービーはいつでもOFFにできますし、「ムービーがチカチカして譜面が見えない!」という場合は明るさ変更もできるので心配無用。
さらに、ムービーだけ鑑賞するモードもあります!
↑おまけに鑑賞モード内でもお気に入りリストを作れるという手の込みよう。
本当にスタッフには頭が下がります。
〇値段が安い
大ボリュームの「DJMAX RESPECT」ですが、なぜかソフト自体の値段が超安いです(笑)
値段設定間違ってるんじゃ?と思ってしまいますよね。
しかも私の場合、PS Storeのセール時にわずか1,515円(69%OFF)で買えました。
セールは割と頻繁に行われるので、PS Storeはちょくちょく覗いてみると良いでしょう。
最近は大手メーカーが8千円くらいでソフトを販売し、その後もDLCを高額で売るという手法が流行って(?)いますが、本作はDLCが無くても充分遊べますからね。
そのDLCにしたって曲などが追加されるだけなので、買わないとゲームが難しいとかいうことはありません。
(ただし、「全曲解放」するDLCは販売されています。詳しくは後述)
〇かゆい所に手が届く仕様
その他、細かいところだと例えば
「演奏中にポーズ→復帰」
という場合、とても復帰しやすい作りになっています。
(さっきもチラッと見せましたが)動画をご覧ください↓
こんな感じでカウントダウンしてくれるので、コンボが途切れることもありません。
他にも
- ロード時間が短かい
- お気に入り曲登録できる
- スキンなどのカスタマイズ要素が充実している
などなど、とにかく至れり尽くせり。
これで満足しない人はいないんじゃないか、とさえ思います。
【悪い点】強いて挙げれば容量や曲解禁など
レビューなので悪い点も書くつもりですが、正直あまりありません。本当に。
強いて挙げればコレかなぁ? というところはあるのですが、それも些細なことだったり個人差があるので、
「ゲームとして致命的に悪い点はない」
ということを念頭に置いて読み進めてください。
×容量がでかい
楽曲数が多く専用ムービーも全曲に用意されているからなのか、本作のストレージ使用容量は62.20GBと多めです。(2021年3月現在)
私の場合はいくつかDLCをダウンロードしたので60GBを超えているのかもしれないですが、それがなくても50GBくらいは見積もっておいた方が良いです。
特に500GBモデルのPS4の人は、買う前に空き容量を確認しておきましょう。
×全曲解禁に時間がかかる
良い点に収録曲数が多いと書きましたが、用意された全曲をプレイするにはかなりの労力が必要です。
労力だけならまだしも、実はある程度の音ゲーの腕前も必要です。
なぜなら「〇曲フルコンボクリア」というような条件を満たさないと解禁されない曲があるから。
かくいう私も、この記事を書いている時点ではまだ全曲解禁していません。
私のような音ゲー経験者は何とか時間をかければ解禁できそうですが、やりたくもない「4ボタンモードで50曲クリア」とかいう条件もあるので、それはそれで苦痛です。
※2021年1月8日追記
曲解禁についてですが、どうやらひたすらプレイしていれば順次解禁されるようです。
具体的に何曲やれば何が解禁、という事は攻略サイトにも載っていないので分かりませんが、とりあえず初心者でも時間をかければ全曲解禁はできそうです。
ただし、お金を払えば労せずに全曲解禁が可能です。
どういうことかと言うと、「『DJMAX RESPECT』UNLOCK SONGS & MISSIONS」というDLCを買えば、一気に全曲&全ミッションが解禁されるんですねー。
価格は1,528円とちょっと高め?ですが、「時間をお金で買う」という思考が出来る人にはうってつけです。
(私は超ドケチなので買いませんが(^^;)
×FEVER表示がジャマ
DJMAXシリーズの特徴として、「FEVERシステム」というものがあります。
これは、「ノーツを拾うと溜まるゲージを消費して、スコアとコンボを最大で5倍まで増やせる」というものです。
DJMAXシリーズに触ったことのない人はちょっとワケ分からないと思うので、動画をどうぞ↓
こんな感じで、演奏中に「×2」などの文字がデカデカと表示されるのですが、これが邪魔です。
けっこう大きく表示されるので、最初は譜面認識がしづらかったです。
オプションで非表示にできたり移動できたりするのかなーと思ったのですが、どうやらそれも出来ないようです(^^;
でもプレイしていくうちに慣れてくるので、たぶん大丈夫です。
また、FEVERシステム自体をオフにできるので、そうすれば上のような表示はなくなります。
(ただしその場合はスコアとコンボが伸びませんが)
×厳密に言うと「各ボタン数+2スティック」を使う
冒頭で、本作には下記4つのスタイルがあると書きました。
- 4ボタン
- 5ボタン
- 6ボタン
- 8ボタン
ただし使用するキーは、厳密に言えば「各ボタン数+2スティック」なんです。
というのも、実は左右のスティックも使うんですよね。
こんな感じで、4ボタンモードでもけっこう容赦なく降ってきます。
「え~、スティックもグルグルしなきゃいけないの難しそう…」
と思われるかもしれませんが、実はグルグルしなくても1方向に倒しっぱなしでもいいんです(笑)
そう考えると、むしろスティック操作中は休憩ポイント・稼ぎどころとも言えます。
しかも上の動画で確認できるように、スティックが降ってくるときには事前に知らせてくれる親切設計なので、慣れればヘーキですよ。
×収録曲の内容(個人差あり)
DJMAXシリーズは韓国のゲームなので、収録曲も韓国の歌が多めです。
なので、あまりそっち方面が好きでない人や馴染みのない人はちょっと抵抗があるかもしれません。
実は私も最初はちょっと敬遠していたのですが、最近はTWICEやNiziUのおかげでだいぶ日本にもK-POPが流入してきたので、むしろ「良い曲じゃん」と思うようになりました。
まあでも、どうしても苦手な人はそういう曲をやらなければいいだけですし、インストの曲もたくさんあるので大丈夫です。もちろん日本語の歌もありますよ。
また、音ゲーマーにはお馴染み?のsampling masters MEGAなどの日本人アーティストも多数参加しているので安心ですよ。
×トロコンがほぼ無理
私のようなトロフィー大好き人間に向けた情報になりますが、本作のトロコンは諦めた方が良いかもしれません。
なぜなら「オンラインプレイを10回やる」というトロフィーがあるからです。
10回やればいいだけなら簡単じゃん、と思われるかもしれませんが、人がいません。過疎ってますw(2020年12月現在)
こればかりはフレンドに頼るしかないようですね(-_-;)
ただ上記の問題をクリアしたとしても、他のトロフィーもけっこうムズめです。
「999,999コンボを達成する」
「全てパーフェクト判定でクリアする」
など、音ゲー経験者でも苦戦すること必至なものも。
それからちょっと細かいことなのですが、たとえ本編のトロフィーを100%にしても、パッと見トロコンしたように見えないのも個人的に嫌ですw
実は各DLCにも個別にトロフィーが設定されていて、全ての取得率を表示してしまうからなんですねぇ。
とはいえ、もちろんトロフィーに関心が無い人は全く気にする必要ありませんよ。
ゲーム自体には何の影響も無いのでね^^
【まとめ】『DJMAX RESPECT』は全ての音ゲーファンに贈る永久保存盤!とりあえず買っとけ
- PS4を持っていて音ゲーも好きなら買って損はしない良作
もう1度言いますが、「DJMAX RESPECT」は音ゲーファンならマストバイな1本です。
また、4ボタンモードや幅広い難易度があるおかげで、音ゲー初心者や今から音ゲーを始めてみたい人も絶対に楽しめますよ。
それくらい懐の深いゲームになっています。
膨大な収録曲の中から、ぜひお気に入りの曲を見つけて思う存分プレイしてみてくださいよ。
私はやり過ぎて指が痛くなりました(^^;