2018年10月のある朝、そのアニメは放送を開始しました。
そう、『愛玩怪獣』です。
いったいテレ東は、あのアニメで何を伝えたかったのか。
なぜ日曜の朝にあのようなアニメを放送したのか。
もう2年近く前のことですが、今回は私も強く印象に残っている『愛玩怪獣』について、感想やら何やらを書いていきたいと思います。
(考察サイトのような深い考察なんかはやっていないので、どうぞ肩の力を抜いて「あー、こんなアニメあったな~」くらいのノリで読んでみてくださいね)
- 日曜の朝に突如として始まったアニメ『愛玩怪獣』
- 第1話「001愛玩剣」
- 第2話「002愛玩蜂」
- 第3話「003愛玩兎」
- 第4話「004愛玩変」
- 第5話「005愛玩狸」
- 第6話「006愛玩蛙」
- 第7話「007愛玩熊」
- 第8話「008愛玩鴨」
- 第9話「009愛玩熊」
- 第10話「010愛玩亀」
- 第11話「011愛玩蝙」
- 第12話「012愛玩蛇」
- 第13話「013愛玩緑」
- 第14話「014愛玩怒」
- 第15話「015愛玩草」
- 第16話「016愛玩鋸」
- 第17話「017愛玩球」
- 第18話「018愛玩標」
- 第19話「019愛玩家」
- 第20話「020愛玩風」
- 第21話「カタストロフィ」
- 第22話「スメラギライト」
- 第23話「コーダンジュウタク」
- 第24話「ララバイトーキョー」
- 第25話「オメザメ」
- 第26話「ハカイセヨ」
- 第27話「シレイアリ」
- 第28話「テイサツ」~第49話「コレカラ」
- 最終話「愛の玩具怪獣」
- 結局、『愛玩怪獣』とは何だったのか
日曜の朝に突如として始まったアニメ『愛玩怪獣』
私は新しく始まるアニメは、とりあえず全て目を通すようにしています。
「とりあえず1話だけ見てみよう」
というスタンスの人は、私だけではないハズです。たぶん。
当時もそんな感じで、
「へー、テレ東で5分アニメw 『愛玩怪獣』てw」
みたいに思いながら録画して見てみたのですが…。
軽く衝撃を受けましたね。
どう衝撃だったのかは、次から各話を紹介しながら書いていきますよー。
第1話「001愛玩剣」
記念すべき第1話の内容を一行で書くと、
「変な怪獣が出てきて街を破壊して終了」
です。
本当に、ただそれだけの内容なのです。
嘘だと思うなら、現在(2020年7月)「あにてれ」にて全話配信されているので観てみてください↓(たぶん会員登録が必要です)1ヶ月だけ無料トライアルが出来るみたいです。
しかも出てくる怪獣が全然可愛くない!
タイトルにある『愛玩』の要素が一つもないんです。(むしろキモい)
「何かの冗談だろ?」て思いましたもんね。
で、ラストはマネキンの様なニュースキャスターが
「謎の巨大生物が出現しました」
と報じて終了。
実質3分のこのアニメ、どこを切り取っても不可解で不気味でした。
明らかに、子供が観るであろう日曜の朝にやる内容ではありません。
私もテレビの前で半ば茫然としてしまいました。
と同時に、
「これ来週はどうなるんだ?」
という不思議な興味も湧いてきました。
という訳で、しばらくこのアニメを観続けることにしたのです。
※2020年10月3日追記
現在「アニテレ」では「愛玩怪獣」は配信されていないようですね。
その代わり、「愛玩怪獣2020」というヤバそうなやつが観れます(笑)
こちら私は未視聴ですが、そのうち(気が向いたら)観てみようと思います。
第2話「002愛玩蜂」
第2話は目が8つもある、これまた気色悪い怪獣が登場。
タイトルを見ると蜂のようですが、電気を操って街を壊滅していきます(笑)
その姿は、もはや子供が観たら泣くレベルです。
第2話も前回と同じく、街を破壊して終了です。
マジか。
第3話「003愛玩兎」
お、今週は兎か。
やっと可愛いのが出てきた…と思ったのも束の間、頭と手が回転し始めます。
あと、手がスパナです。
なに言っているか分からないと思いますが、見たまんまを言っていますw
兎のようにピョンピョン跳ねては建物をぶっ壊していき、第3話終了。
ここまで観て、ようやく分かってきました。
この『愛玩怪獣』というアニメは、変な怪獣が出てきて暴れまわるだけのものなんだ、と。
ストーリー性は皆無で、ただただこういうアニメなんだ、そうかそうか。
まあでも、これはこれでテレ東らしいし、5分(実質3分)だけだし、なんかクセになるから観続けるか、と決めました。
第4話「004愛玩変」
これまでのタイトルは、蜂とか兎とか動物の名前(第1話は剣だけど)でしたが、今回は愛玩「変」?
一体どんな怪獣がでてくるのかちょっとワクワクして観てみたところ、ビルに張り付いて、体を回転させながら降りていく怪獣。
これはアレだ、ペッタン人形!
でもその姿はユニークな見た目のペッタン人形とは似ても似つかず、やっぱり不気味な容姿です。
目がグルグル回り、異様に長い舌を持ち、「キー」という甲高い鳴き声。
まるで爬虫類のようです。
ただ今回はビル1つだけを半壊して終わりました。
まあその後どうせ街を破壊するんでしょうけど(笑)
あと「変」て結局何なんでしょう?
「変態」とかそういう意味?
第5話「005愛玩狸」
次は狸さんです。
舞台は雪が降り注ぐ冬の街。
…いや違う。
実は雪だと思っていたものは、怪獣が飛ばしていた胞子で、これを街にバラまいていたんですねー。
コイツらがバラまくものなんだから当然良いもののハズがなく、胞子に触れたものはドロドロに溶けていきます。
ここまでくると、もうトラウマものです。
ちなみにこのアニメ、日曜の朝6:55に放送されていました。
間違って子供が観たらどうするの?と、こっちが心配になってきます。
あと、狸の要素はどこ?
第6話「006愛玩蛙」
ここまで観続けた私からすると、タイトルの「蛙」という文字を見ただけで嫌な予感しかしません(笑)
予感は的中し、流れるプールに巨大で不気味な蛙がプカプカ浮かんで人々を恐怖におとしいれていきます。
ちなみに出てくる人は、なぜかみんなマネキン人形のような姿です。(怪獣とは別にこれもこれで怖い)
で、この蛙、上空から撮影していた撮影クルーが乗っていたヘリに向けて墨?のようなものを吐き、撃墜します。
そして終了。
またこの第6話はけっこう印象に残っていて、放送中ずっと変な歌が流れているんです。
日本語でも英語でもなく、よく分からない言語で歌っている夏っぽい陽気な歌なんですが、それがまた一段と不気味でした。
第7話「007愛玩熊」
とある船の上に乗った怪獣が、そのトゲトゲの腕を使って船を木っ端みじんに。
戦車も出動する大騒ぎになるのですが、その戦車すらも破壊していきます。
燃え上がる炎の中、目を爛々と光らせて闊歩するその姿は「怪獣」でも、ましてや「愛玩」でもなく悪魔そのもの。
大人が観てもちょっと怖いです。
第8話「008愛玩鴨」
この愛玩鴨は、今まで出てきた怪獣の中では一番「愛玩」の要素があると思います。見た目はね。
やってることは相変わらずえげつなく、被っている防止から光線を出して、自分を攻撃してきた戦車を破壊していきます。
さらには口から謎の物体を投下し、戦車を溶かしていきます。
とはいえ、今までと比べるとだいぶマイルドな攻撃です。
第9話「009愛玩熊」
なぜか前々回と同じタイトルです(笑)
同じ熊でも、今回はモジャモジャタイプ(?)の熊ですね。
童謡「森のくまさん」を歌いながらハイキングをしている先生と生徒。
でもその歌詞はやっぱり日本語でも英語でもなく、いきなり不気味です。
そんな彼らの前に熊さんが立ちふさがります。
思わず生徒に向かい「逃げて」と叫ぶ先生。
でも生徒たちは着ぐるみか何かと思い、怪獣に近づいていってしまいます。
するとこの怪獣、顔を180度回転させ、怒り顔に。
そう、前と後ろ両方に顔があるんですねー。
その後怪獣が巨大化して終わるのですが、エンディングでも謎言語の「森のくまさん」が流れます。
もうホラーです。
第10話「010愛玩亀」
続いては亀さんです。
亀というとノンビリしていて、見ていてほのぼのする動物ですが、この愛玩亀は超凶悪な顔つきですw
異常に発達した腕を使い、地面やら建物やらをドカドカ殴っていきます。
で終了です。シンプル!
10話ということもあり、原点回帰を狙ったのかな?
てか原点てなに?という話ですが。
第11話「011愛玩蝙」
私が唯一かわいいと思った怪獣です。
と言っても、かわいいのは上画像の怪獣の子供ですけど。
今回も冒頭から変な歌が流れているのですが、この歌は日本語でキャッチーなので、全然怖くはないです。
「♪マーチったらチッタカター」
と、ちょっと意味不明な歌詞ですが、それに合わせてコウモリの子供の大群が街中を行進しているところからスタート。
「あら小っちゃくてかわいー」
なんて思っていたら、その大群が合体し始めて、上画像の全くかわいくない怪獣へと変貌してしまいます。
あとはもう分かりますね。超音波で街を破壊していきます。
この第11話が今までと少し違うのは、最後に1匹取り残されたコウモリの子供が映り、ちょっとユーモアを取り入れている点。ちょっとだけね。
第12話「012愛玩蛇」
蛇と言っても首がいくつもある、まるでキ〇グギ〇ラのような姿の怪獣が登場。
目を赤く光らせ、下をチロチロさせ、複数ある腕をブラブラさせながらビルの屋上で佇む蛇。
一体どうしてこんなに気持ちの悪い怪獣を、次から次へと考えられるんでしょうか。
今回はどうやって破壊していくのかと観ていると、なんと街中のあちこちから愛玩蛇の腕が地中から出現し、バシバシと周りを壊していきます。
意味が分かりません。
第13話「013愛玩緑」
まさかの2クール目突入の第13話。
愛玩「緑」ってなんだ?
と思ったら、食虫植物っぽい怪獣でした。
なるほど、植物だから緑なのね。なるほどなるほど・・・は?
この愛玩緑、ヘルメットを被っているのですが、その中には大量の羽虫が。
で、それを食べて自身をパワーアップしていきます。
そして手から光線を出して街を破壊…かと思いきや、あらぬ方向へビームを発射。
この「虫を食べてパワーアップ→手から光線発射」をもう1回行い、この話は終了。
…なに?これ?
と思ったら、実は次々回で続きが語られます。
なぜ次回ではなく、1週空けるのかは謎ですw
第14話「014愛玩怒」
愛玩「怒」てw
と思っていたら、イカの姿をした怪獣が登場。
なーるほど、「イカ」だから「いかる」→「怒る」→「怒」…。
ブチギレ寸前で観進めると、なぜかイカが地上で猛ダッシュ!
破壊の限りを尽くしながら猛進していきます。
最後は身体から無数の小さな光を放出し、終了。意味不明!
どうしたスタッフw 疲れたか?
第15話「015愛玩草」
さあお待ちかね(?)第13話の続きですよー。
13話に登場した「愛玩緑」のような怪獣が登場するのですが、今回のは特に気持ち悪いです。
なんでしょう、ゼンマイのように頭部と手がクルクル巻かれていて、全身に赤いブツブツが付いています。
観ていて軽く鳥肌がたちました。
で、コイツも愛玩緑と同じように虫を食べてパワーアップ!
そして愛玩緑が放った光線を受け止めて、お返しに自らも光線を発射。
そう、この2体は戦っていたんですねー。
クソ迷惑な話ですw
第16話「016愛玩鋸」
今度は手が鋸になっている怪獣が登場します。
手をパタパタさせて飛ぶんですよコイツ。すごいでしょ?
その鋸を使い、ビルを一刀両断!
でもこれを繰り返して街を破壊していくのって、おそろしく効率悪くない?
ついにネタ切れか?
第17話「017愛玩球」
上空に謎の球体が出現。
地上にあるものを、まるでUFOのアブダクションのように吸い込んでいきます。
それらを養分にして(?)頭も手も球でできた怪獣が登場。
その鉄球で街を破壊するんでしょどうせ、と思ったらそうではなく、自身が回転し、その風圧で破壊。なんで?
しかし遂にこの17話から、物語が変化を見せ始めます。
この愛玩球を、ビルの屋上から見ている1人の女性がラストで映ります。
今まではマネキン人形のような人間しか登場しませんでしたが、ここにきていきなり普通の形をした人間が登場。
「え、なになに?来週からどうなるの?」
と、このアニメを観てから初めて良い意味で次週が待ち遠しくなりました。
第18話「018愛玩標」
しかしあの女性は今回は登場せず、例によって怪獣の蹂躙が始まりました。
この愛玩標は、頭と手が標識です(笑)
道路に立ち偽の標識を表示させ、行き交う車を混乱させて事故らせるという、間接的ですけどすごくイヤらしい手を使ってきます。
相変わらず変な音楽も不気味です。
ここら辺までくると、完全にネタ切れ感がありますね。
だってもう動物でも植物でもないんだもん。
第19話「019愛玩家」
ついに家まで怪獣になり始めました。
「♪お願い 入れて お部屋の中に~」
という昭和歌謡のような歌が流れ、不気味な家が映し出されます。
どうやら家の中で電話が鳴っているようですが…。
かと思ったら、家の窓にユラユラ揺れる人影がΣ(´∀`;)
そして次の瞬間、窓のあちこちにベタベタと手形が!\(◎o◎)/!
その後家全体が立ち上がり、上画像のようなヤツが現れるのですが、正直そこまでが怖すぎて引くレベルです。
何度も言いますが、このアニメは日曜の朝に放送されていました。
「これを観て子供が泣いてしまった」
という、親による苦情の電話がよく無かったなーと不思議です。(あったのかもしれんけど)
第20話「020愛玩風」
そんなアニメも20話まできました。
「♪東京の中枢は丸の内~」
という、これまた謎な歌が流れる中、デパートの屋上に巨大な愛玩風が降り立ちます。
上画像のように、容姿はユーモア溢れる姿なのですが何しろデカいので不気味です。
あ、ちなみに風船みたいな姿だから「風」とついています。たぶん。
その愛玩風が風船につかまり、空をプカプカ移動した状態で自らの一部を破り、中の空気を街中に散布します。
で、その空気に触れたものを風船に変えていき、終了です。
どうです、訳分かりませんよね。
書いている私も分かりませんもん(笑)
ちなみに、ここまで読んでくださった読者の方は感づいていると思いますが、各話タイトルに付く「愛玩〇」の「〇」の部分は、なぜかどれも漢字1文字です。
何故1文字縛りにしたのか不明ですが、このせいで(特に後半は)かなり無理のあるタイトルになっています。
アニメのタイトルが「愛玩怪獣」なのだから、各話のタイトルも「愛玩○○」みたいに4文字にすればいいのに。
今回も「愛玩風」ではなく「愛玩風船」にした方がはるかに分かりやすいと思うんですけどね。
まあタイトルを変えたところでこのアニメの奇怪さは変わりませんが。
第21話「カタストロフィ」
ところでこのアニメって、本当にこの調子でずっと続いてくの?
いったい第何話まであるの?
と思いながらここまで観てきましたが、この21話からガラッと作風が変わります。
金髪で仮面を被った男が登場し、狂ったように笑いながらこれまでの怪獣の暴れっぷりを回想するシーンが映し出されます。
怪獣とは別の意味で怖いのですが、今回はこれで終了。
「なるほど、やっぱり今までのは何かの伏線だったのか!で、これからは伏線回収が始まるのね」
と、期待半分(不安半分)で次週も観てみることに。
第22話「スメラギライト」
さあ期待の22話です。
前回登場した仮面の男が、謎の幹部たちと話し合っているところからスタートします。
首都圏の地図を見ながら、「予定どうりだな」などと言い合います。
どうやら、これまでの怪獣騒ぎは彼らの仕業のようです。
「やっぱり、ただ怪獣が大暴れするだけのアニメじゃなかったのか」
と感心する一方、ただ怪獣が大暴れするだけのアニメでも、別にそれはそれで良かったんじゃ?意味不明すぎて。
と 思う自分がいましたw
第23話「コーダンジュウタク」
タイトル通り、公団住宅が映し出されて各家庭の会話が聞こえてきます。
住宅の外観だけで、人の姿は全く映さずに数分が経過。
「おいおい、実質3分のアニメだぞ」
と思いながら観ていると、最後の最後で17話に登場した女性が出てきます。
あの時と同じように、屋上から遠くを眺めて…ってコレ、第17話を別角度から撮っただけのお話でした。
結局、今回は全くストーリーが進展せずに終了。
絶対に必要のない回でした。
第24話「ララバイトーキョー」
「ララバイてw」と思いながら観始めると、また仮面の男が登場。
謎の群衆の前で演説を始め、
「ウナ・セラディ・トーキョー作戦は成功した」とのたまい、「トーキョーを完全に更地にする」と宣言。
日本全国じゃなくてトーキョーだけなんだ?
と思った人は鋭い。
なぜ一部地域だけなのかは、最終回で分かりますw
第25話「オメザメ」
第20話まで登場した怪獣たちが順不同に映し出され、活動を再開する様子が描かれます。
きっとこれからトーキョーを更地にしちゃうんだろうね。
ところで「再開」と書いたように、怪獣たちは何故か皆停止した状態でした。
なぜ? 回収しないの?
など疑問は尽きませんが(笑)、今回はそれだけで終了。
3分間の使い方が贅沢過ぎません?w
第26話「ハカイセヨ」
前回とほぼ一緒で、活動を再開した怪獣たちが暴れまわる様子が描かれています。
「これだけメチャクチャに暴れてるんだよー」ということを伝えたかったのか何なのか知りませんが、前回を観ているのなら観なくても良い回です。
そういえばいつの間にか3クール目に入っていましたね。
いったいいつまで続くの?このアニメ。
第27話「シレイアリ」
ここら辺から一気につまらなくなります。
というのも、展開がガラッと変わり「怪獣を倒す人間側」のストーリーが展開されるのです。
先ほども述べたように、これまではキモい怪獣が暴れまわったり謎の仮面の男が出てきたりと、意味不明ながらそれはそれで楽しめていました。
しかし「怪獣が出てきたから倒そう」という流れは、はるか以前からある鉄板のストーリー展開です。
ここにきて『愛玩怪獣』は、普通のアニメに成り下がってしまった…と残念な気持ちになりました。
しかも登場する人間たちに一切魅力を感じません。
ギャーギャーうるさい女やナヨナヨした男など、好きになれる要素がないのです。
「でもまあ、ここまで観たんだし最後まで観てみるか~」
と、ここからは惰性で観続けることにしました。
第28話「テイサツ」~第49話「コレカラ」
案の定、酷い展開が待っていました。
本当ににつまらなかったので、49話まで一気に飛ばしますw
以下、ざっくりとしたあらすじです。
公団住宅がロボに変身
↓
人間たちはそのロボに搭乗し、怪獣たちと戦闘
↓
でも人間側が絶対絶命のピンチに
↓
人間側にいたミステリアスな女(ビルの屋上から見ていた例の女)が、実は怪獣側の人間だった
↓
戦闘は停止し、その女が全国民に向けて演説を開始
このような怒涛の展開(悪い意味で)が、約5ヵ月にわたり放送されました。
実質3分間のアニメとはいえ、なかなか観るのが辛かったです(笑)
最終話「愛の玩具怪獣」
そんな『愛玩怪獣』も、いよいよこの第50話で最終回となりました。やっとか…。
ところで、上で書いた「実は怪獣側の人間だった女」が何者なのか、どんな演説をしたのか気になりますよね?ね?
演説の中で彼女は、
「地球は30年後に滅亡する」
「これからここで、戦闘が行われる」
「お前たち、生きたくないのか!」
などとのたまっているので、どうも未来から来た人間のようです。
この最終話では、彼女が言うように怪獣たちとは別の存在(ロボット?)が現れて人間と怪獣が共に戦う様子がチラッと描かれます。
(詳しく描写されていないので本当のところは分からないですが)
人間と怪獣が共に戦うつもりなら、じゃあ怪獣たちはなぜ街を破壊しまくってたの?
と疑問に思いましたが、更地にしたうえで、謎の存在と戦いやすくしたんじゃないかなー、と。
つまりトーキョーが戦場になるから、そこだけ(なぜか怪獣を使って)更地にした、という訳です。
でもそれだったら、公団住宅ロボと怪獣たちを戦わす理由がどこにあったんでしょう?
訓練? (-ω-;)ウーン
結局、『愛玩怪獣』とは何だったのか
以上、ダラダラと長くなってしまいましたが私なりの感想やら何やらを書いてきました。
全話観終わった感想としては、
「・・・で?」
ですw
冒頭の疑問に帰結するのですが、一体テレ東は、このアニメで何が言いたかったのでしょうか?
- 怪獣たちの気味の悪さを伝えたいのであれば後半は不要
- 人間たちの活躍を描きたかったのであれば、それまで(怪獣たちの暴れ)があまりに長すぎる
加えて、ターゲット像も不明瞭です。
ここまで散々書いてきたように、子供が観るにしては怖すぎ、大人が観るにしても後半のクソ展開が耐えられない。
「アニメなんだから、そんな難しいこと考えずに観てよ」
と言われたらそれまでですが、あまりに意味不明で考えずにはいられないんですよね。
まーでも約9,000文字くらいの記事になってしまったんだから、私はこのアニメの虜になっているのかも?しれませんね(^^;
↓なぜか本作のDVDは未発売で、本のみ出ていますw
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